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ちょっとしたことなのに、ほんの少しの気遣いの有無で真逆の気分に分かれてしまったこと ~エプソンとCAFE;HAUSでの件~
たまたま同じ日に次のようなことがあった。
午前中、会社のエプソンPCがモニタ表示されなくなった。
調べてみると、モニタへの出力異常でマザーボード交換ぽい。
サービスパックの保守期間内なので、早速記載されていたサポート番号へ電話してみる。
その時の会話。
サポート:「せっかく私どもにお電話頂き、パソコンの状況もご説明頂きましたが、お客様の保守契約はやや特殊な形であり、別の窓口の番号を案内させて頂くことになってしまいます。」
私:「もう一度、説明し直しですか?」
サポート:「恐れ入りますが、おっしゃるとおりです。今からご案内する番号に、再度症状をご説明頂かなくてはなりません。ご不便をおかけして申し訳ございません。大変お手数ですが、どうぞご協力お願いいたします。
大体、こんな感じの内容だった。
これくらいの応対は当然かも知れないが、「こちらでは受付致しかねますので、次の番号へおかけ直しください」くらいの応対をするサポートはいくらでもいる。
正直、多少面倒だな~システム悪いな~とは思ったが、応対に誠意と気遣いが感じられたので、さほど不快には思わなかった。後日、行われた修理も出張で迅速だった。
ちなみにマザボの交換だったが、保守期間内なので無償である。とても良い気分だった。
さて、同じ日の夜、団体である店のBBQへ行った。
豊洲駅近くのCAFE;HAUSという店である。
テレビでも何回も取り上げられている店らしい。
テラス席だったが、ガーデンみたいな感じでなかなか良い雰囲気だった。
お客も結構いたが、広いのでさほど窮屈な感じがしない。
食材も良かった。
でかいステーキ肉が出てきて、豪快に焼く。
野菜は玉ねぎのホイル焼きが良かった。
甘くて調味料など全くいらない。
トルティーヤもあり、肉や野菜を包んで食べられる。
他のメニューもよく考えられていると思った。
大いに談笑しながら食べ、飲み物のお代わりを何人かで行った。
ピッチャーの飲み物は空になっていた。
飲み物のコーナーは10mほど離れていた。
近くに寄ると、スタッフの一人が両手を大きく広げ、
「飲み物は終了です!」
と言った。
21時までらしい。確かにどこかに書いてあった。
私は最初いなかったが、恐らくスタッフからの説明もあったんだろう。
しかし、言い方が引っかかった..。不快ですらあった。
「申し訳ございません。飲み物は21時までとなっているため、終了させていただきます。」
こんな感じで言われていたら、多少がっかりはするものの、不快には思わなかっただろう。
やがて時間が来て帰ることになった。
焼かれていたトルティーヤが丸々何枚かあって、皿に残っていた。
肉などは衛生的にまずいが、トルティーヤなど何の問題もない。
普段はやらないが、近くのアルミホイルに包んで持って帰ろうとした。
スタッフ:「お客様!お客様!」
私:「ん?」
スタッフ:「ご遠慮願います!」
私:(これのことか?)「でももったいないし..」
スタッフ:「お客様、ご遠慮願います。」
嫌そ~な顔で睨まれている。他に一言もない。
俺、ドロボーか?
そんな気になってしまったくらいである。
連れのメンバーが言った。
「衛生的に問題あるんじゃない..。」
「ここは日本だからね~。」
それは薄々分かっていた。持ち帰り禁止なんだろう。
しかし、言葉が少なすぎないか。何で連れが理由を説明しているのか?
「お客様、恐れ入りますが衛生的に問題がありますので、お持ち帰りは禁止とさせて頂いております。どうぞご容赦ください。」
これくらいは言えないのだろうか。
さっきのスタッフと言い、余分にしゃべったらもったいないとでも思っているのか。
そう言えば、「ありがとうございました!」も「またお越しください!」も何もなかった。
私が聞こえてなかっただけかも知れないが..。
せっかく良い雰囲気で美味しい料理だったが、楽しい気持ちが半減した。
周りが良い気分になっているのに、スタッフに言い返してそれを壊すわけにもいかない。
ホームページにはフレンドリーなスタッフが..とか書いてあったが、私にはとてもそうは思えなかった。テレビで取り上げられている人気店だからといって、おごっているのではないだろうか?
何年かしたら、きっと彼らよりはAIの方が、フレンドリーな応対をしてくれることだろう。
同じ日に起きた2つの小さな出来事だったが、ほんの少しの誠意、気遣いや言葉といったもので、後の感触はまるで違ったものになったことに気付かされた。
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